能力開発支援の落とし穴「マミートラックに要注意」|女性活躍推進の進め方
「能力開発支援」 Action 落とし穴
マミートラックに要注意
マミートラックとは、育休を経て職場復帰した女性が、定型業務や補助的な仕事ばかりを任され、結果として昇進・昇格とは無縁のキャリアコースに固定されてしまう状況のことです。出世コースから外れ、同じ仕事ばかり続けていく様子を陸上競技のトラック周回になぞらえて、このように呼ばれています。
産休・育休に入る前に活躍していた女性が、復帰後にマミートラックに陥る理由の1つとして、周囲からの過剰な気遣いが挙げられます。例えば、「仕事よりも子どもと過ごす時間を優先したいはずだ」「育児で忙しいだろうから、定時に帰れる補助的な仕事を希望しているだろう」という思い込みから、単純作業やキャリアアップにつながらない仕事ばかりを任せてしまうといった“気遣い”です。
一方、ワーキングマザーから以下のような声を聞きます。
- ・ 復帰後、自分への期待が感じられずにつらい
- ・ 腫れ物に触るような扱いを受け、自分の存在価値を感じない
- ・「お子さんを優先してあげて」と言われ、重要な仕事を任せてもらえずジレンマを感じる
仕事を通じた成長に充実感を覚えるワーキングマザーにとって、過剰な気遣いは就業継続意欲や昇進意欲の減退につながります。将来の管理職候補を失わないためにも、キャリアプランや本人が望む働き方を定期的にすり合わせ、ワーキングマザーの成長意欲に応えていくことが大切です。
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