女性の勤続年数・労働時間 解決Action「職場づくり」|女性活躍推進の進め方
2女性の勤続年数・労働時間解決に!
制度の充実だけでなく、女性が働きやすく、長く活躍できる"職場づくり"も大切です。女性の思いを正しく認識し、女性自身にもキャリアを伸ばすことの重要性や家庭と仕事の両立に必要なことを理解してもらった上で、「平等」「助け合い」「残業見直し」をキーワードに、女性が長く働き続けられる職場づくりを進めていきましょう。
□ お互いを正しく理解する
女性の就業継続意欲をそぐ要因として、「採用数」や「管理職数」の解決Actionでも触れた「アンコンシャスバイアス」が挙げられます。よくあるケースが、「重要な仕事は女性ではなく男性に任せる」「女性は結婚を機に辞めてしまい、育成のしがいがないから育てない」など、機会を男性と同様に与えないことです。
アンコンシャスバイアス以外にも、職場には様々な認識のズレが生じています。例えば、ワーキングマザーは「時短勤務で適当に仕事をこなして楽をしたい」と思っているわけではないのに、周囲の社員から「時短勤務で残業がないから楽だ」と思われてしまうなどです。
女性が長く活躍できる環境を整えるには、会社は働く女性の本音や女性活躍推進が求められる背景を理解する、女性自身は会社からの期待や継続して働くことの重要性を理解するというように、職場全体でお互いを正しく理解することから始める必要があります。
□ 女性が働き続けたい職場トップ3
当社が行った調査によると、女性が働き続けたいと思う職場のトップ3は、「機会を男性と同様に与えてくれる職場」「助け合いのある職場」「残業を見直す雰囲気がある職場」です。認識のズレを解消したら、この3つを頭に入れて職場づくりを進めていくと良いでしょう。
特に時間的な制約がある社員は、周囲の助けが必要な状況が発生しやすく、困ったときに助けを求めやすい職場が不可欠であることは言うまでもありません。また、「残業=高い意欲」などと評価してしまっては、残業をしたくてもできない社員に、「自身の居場所がない」と感じさせてしまうかもしれません。
女性が長く働ける職場づくりを実現するには、単純に仕事を減らす、労働時間を短くするのではなく、「能力開発支援」でも触れたように、"やりがいを感じられる仕事"で成長の機会を与えながら、助け合いと残業見直しの雰囲気をつくっていくことがポイントです。
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