職場づくりの成功Point「助け合いの評価」|女性活躍推進の進め方
「職場づくり」 Action
助け合いの評価
女性が働き続けたい職場の特徴である「助け合いのある職場」を実現していくためには、助け合いを促すだけでなく、助け合い後のフォローも欠かせません。ここでは「助け合いを評価」することについてお伝えします。
- 上司からのフォロー
- 上司が助け合いの行動を把握していることを、メンバーにきちんと伝える必要があります。例えば、子どもの発熱など突発的な事態が起こり、ワーキングマザーが急きょ早退することになった場合、一時的にサポート役の業務負荷が大きくなります。そうした際に、上司はサポート役に対して次のような行動をとり、サポート体制がしっかりと用意されていることを伝えましょう。
- ・ 労いや感謝の言葉をかける
- ・ 代わりに担当する業務について、懸念事項を確認する
- ・ サポート役が担当している他の業務について、スケジュールや担当を調整する
- 評価制度を導入する
- 上司からの労いやサポートだけでなく、制度面からのケアも有効です。サポートしてくれたメンバーへの感謝の気持ちを制度として明示することで、誰もが納得感を持って仕事を分担していくことができるようになるでしょう。実績のある企業では、下記のような事例があります。
- ・ 男性従業員が遅番を担当しがちな職場において、遅番手当を支給する
- ・ 子育て社員のいる職場の同僚に手当を支給する
- ・ 人事考課において助け合いの行動に関する項目を設ける
当社の調査では、「メンバー同士での助け合い」を評価の対象とすることが、ワーキングマザーの高い成果へとつながることが明らかになりました。「助け合いのある職場」をつくることはワーキングマザーのためだけでなく、今後ますます増えてくる介護との両立などの多様な働き方をするメンバーにとって必要不可欠な対応です。メンバー全員の生産性と成果の向上を実現させる施策として、会社全体として深く理解することが求められます。
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