クリティカルシンキングとは?意味・例題と実践トレーニング3つのコツ

update更新日:2024.10.17 published公開日:2018.01.31
クリティカルシンキングとは?意味・例題と実践トレーニング3つのコツ
目次

クリティカルシンキング(critical thinking)は、日本語で「批判的思考」を意味します。外部環境の変化が激しい現代のビジネスに必須のスキルですが、効果的な鍛え方がわからないと悩むビジネスパーソンも多いでしょう。

本コラムでは、クリティカルシンキングとは何かを例題とともに解説。その必要性や活用場面、メリット・デメリットとともに、実践トレーニングのコツをご紹介します。

クリティカルシンキングとは?なぜ必要なのか

「整理して考えているはずなのに、なかなか成果につながらない……」

こうした悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくありません。解決策は、クリティカルシンキングを身につけることです。

クリティカルシンキングの能力を鍛える前に、まずはその意味と必要性を確認しておきましょう。

クリティカルシンキング(critical thinking、批判的思考)の意味・特徴

クリティカルシンキング(critical thinking)は、日本語で「批判的思考」を意味します。より具体的にいえば、「ある結論を適切な根拠や基準に基づいて吟味する思考」のことです。

クリティカルシンキングの本質は根拠・基準・結論を吟味し、より適切な結論を導こうとする考え方にあります。そのため、決して欠点を指摘することが目的ではありません。

「本当にこれで正しいのだろうか」という視点で物事を見つめ考えること、それによって適切な根拠と結論を得ようとすることなのです。

ビジネススキルとしての必要性

なぜ、ビジネスパーソンにはクリティカルシンキングが求められるのでしょうか。

その背景には、急速かつ目まぐるしく変化するビジネス環境への対応があげられます。人は、どうしても「以前はこの方法でうまくいったのだから、次も成功するはず」と考えてしまいがち。しかし、現代のビジネス環境において、この考え方は通用しません。

ビジネス環境の変化に取り残されないようにするには、以前のやり方や考え方だけにとらわれず、別の切り口やアイデアを採り入れる姿勢も必要です。何を捨て、何を採り入れるべきかを“多角的に”吟味するには、様々な意見・主張に対して一度立ち止まらなければならない場面も多いでしょう。

こうした事情から、クリティカルシンキングの必要性が近年ますます高まっているのです。

クリティカルシンキングの例題と基本の考え方

クリティカルシンキングとは何かについてイメージを得るため、2つの例題を見ていきましょう。

【例題1】電話窓口の対応についてクレームが「増えている」

例題1は、電話窓口の対応についてクレームが増えているという以下の主張です。部下や同僚にこのような相談をされたら、あなたはどう考えますか?

【例題1】

Aさん「最近、“電話窓口の対応が悪い”というお客さまからのクレームが増えています。顧客満足度を下げないために、電話窓口担当者の教育をするべきです」

Aさんの主張は、一見正しいように見えます。そのため、「今すぐ教育施策を検討しなければ」と感じるかもしれません。

しかし、ここで一度立ち止まりましょう。Aさんの主張には、曖昧な点がいくつかあります。例えば、以下の点です。

  • “対応が悪い”とは、具体的にどのような内容を指すのか?
  • どのくらいの期間で、何回、そのような意見をいただいたのか?
  • その頻度は、過去と比べて増えているのか?

これらの情報を確認・検証してみないと、Aさんの主張が適切かどうかを判断することはできません。

「本当にその論理は正しいのか?」「何に基づいた主張なのか?」などを吟味しながら、より適切な根拠・判断を目指すことが、クリティカルシンキングのポイントです。

【例題2】業務手順の変更が「急」だから「うまくいかない」

2つめの例題は、次の主張です。

【例題2】

Bさん「急な業務手順の変更でうまくいった試しがありません。今回は手順の変更ではなく、業務を担当する人員を増やすほうがよいと思います」

確かに、突然の業務手順変更は現場を混乱させることがあります。では、Bさんの言うように、業務手順の変更ではなく人員増加を行うほうが適切なのでしょうか?

例題1のように一度立ち止まり、Bさんの主張に含まれる曖昧な点を探してみましょう。例えば、次の点は事実なのかBさんの印象なのか、この発言のみでは判断できません。

  • 「急」な変更とは、検討から実施までどのくらいの期間を指すのか?
  • 「うまくいった試しがない」という主張は、事実なのか?
  • 手順変更よりも人員を増やす「ほうが」効果的な業務なのか?
  • そもそも、何を目的として手順変更または人員増加を図るのか?

これらの中には、既に現場で共有されている“暗黙の了解”があるかもしれません。しかし、「皆がそう思っているから」「今までそうやってきたから」という理由だけでは、クリティカルシンキングにおける根拠としては弱いものです。

吟味の対象となる主張・結論を分解しながら、曖昧な点に関する情報・暗黙の了解に意識を向けることが大切です。

ロジカルシンキング、ラテラルシンキングとの違い

クリティカルシンキングと並んでビジネスに有用な思考法として、ロジカルシンキングとラテラルシンキングがあります。

ロジカルシンキングはクリティカルシンキングと補い合う関係にある一方、クリティカルシンキングとラテラルシンキングは発想の方向性自体が異なります。

クリティカルシンキングとロジカルシンキング(論理的思考)の違い

ロジカルシンキング(logical thinking)とは日本語で「論理的思考」を意味し、「根拠から主張(結論)に向けて筋道を立てながら考える思考法」を指します。ロジカルシンキングを習得することで論理的に正しい推論が可能となり、説得力のある説明に役立ちます。

ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの大きな違いは、“思考の偏り”まで吟味するか否かです。ロジカルシンキングでは、与えられた前提から帰結を導くことに主眼を置くため、思考の偏り自体はあまり考慮しません。

一方、クリティカルシンキングでは、論理的正しさだけでなく、前提や基準の適切さも問います。その理由は、仮に論理的に正しい思考であったとしても、前提が正しくないまま進めてしまえば誤った結論に至り、課題解決に有効なアイデアを得られない可能性があるからです。

ただ、クリティカルシンキングとロジカルシンキングは相反するものではありません。ロジカルシンキングだけでは前提情報の正しさを判断できず、逆にクリティカルシンキングだけでは物事をわかりすく組み立て、帰結に導くことは困難です。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの両方を身につけることで、2つの思考法の本当の効果を得られます。

関連コラム:ロジカル・シンキングの鍛え方 ~合理的なメッセージ共有に必要不可欠な思考力~

クリティカルシンキングとラテラルシンキング(水平思考)の違い

ラテラルシンキング(lateral thinking)とは、日本語で「水平思考」の意味。これまでの常識や固定観念を超えて、ある分野から別の分野にアイデアを応用する思考法です。ある種の論理の飛躍によって、新しい発想を生み出すやり方ともいえるでしょう。

例えば、「スマートフォン」で考えてみましょう。もともとは、通話する機能を中心とする「携帯電話」でした。電話としては通話機能があれば十分でしたが、ここに本来の使用目的とは異なる「音楽プレイヤー」や「カメラ」などを搭載。さらに、インターネットへの接続・閲覧機能もつけることで、「通話もできる小さなコンピュータ」にまで進化しました。現在は「ゲーム機」として活用する場面も多いでしょう。

本来の目的に応じた機能とは異なるものを実装するこうしたアイデアは、ラテラルシンキングによって生まれたものです。

クリティカルシンキングとラテラルシンキングの違いは、「正しさ」を重視するか否かです。クリティカルシンキングとロジカルシンキングは、1つのことについて論理的な矛盾がないか、事実と印象を混同していないかなどを重視して、正しく“深掘りする”点が特徴といえます。

これに対し、ラテラルシンキングでは、むしろ“一面的な特徴を他の分野に展開する”点に特徴があります。そこでは、必ずしも論理的整合性や前提の適切さは問われません。

クリティカルシンキングの5つの活用場面とメリット

では、クリティカルシンキングは現実のビジネスにおいて、どのように活用できるのでしょうか。その具体的な活用場面、そこで見られるメリットを5つご紹介します。

日常業務でコミュニケーションが円滑になる

クリティカルシンキングを習得すると、日常業務でのコミュニケーションが以前よりも円滑になります。何を根拠に、どのような判断をしたのかをしっかり説明できるようになるからです。相手からさらなる説明を求められても物怖じしなくて済むでしょう。

仮に反論された場合でも、「自分はダメだ」と感じる必要がなくなります。前提の違いや基準の違いに目を向けやすくなるため、意見の全てが否定されたわけではなく、「適切でない部分があった」と理解できるようになるからです。

会議で直感頼りでない「データドリブン」な提案ができる

同様のことが、会議の場面でも現れます。

これまでの会議で自分の予測を述べても、「なぜそのような予測になるのか」を問われ、うまく答えられなかったことはないでしょうか。

クリティカルシンキングができるようになると、常に根拠をもって思考・判断するクセがつくため、“直感頼り”の意見を減らし、自分の主張の根拠を明確に説明できるようになります。

近年、戦略立案において理想や漠然としたイメージだけでなく、手元にあるデータに基づいて考えることの重要性が注目されています。VUCAの時代にあって外部環境の変化が激しいからこそ、行き当たりばったりではなく、可能な範囲で得られるデータを総動員し、それに基づく活動を展開する必要があるのです。

クリティカルシンキングは、そうした「データドリブン」な戦略立案に欠かせないスキルとなっています。

トラブル発生時に本質的な問題解決を図れる

ビジネスでは、大小様々なトラブルが発生します。先述の例題のように顧客への対応でクレームが発生することもあれば、社内業務に問題が見つかることもあるでしょう。トラブルまでいかずとも、商品・サービスに対する顧客の反応が思わしくないこともあります。

これらの解決すべき課題が発生したときも、クリティカルシンキングが大いに役立ちます。

問題解決のポイントは、「実際に何が起きているのか」をきちんと見極めること。「きっとこれが原因だ」と印象だけで決めつけてしまうと、問題解決どころか事態が悪化しかねません。「Aが原因かもしれない」という1つの視点だけでなく、

  • Bの可能性はないか?
  • Aが原因だとして、その大元にはどのような要因があるのか?

などをクリティカルシンキングによって考える必要があります。

こうして思考の偏りを防ぐことで、より本質的な問題に辿りつき、根本的な問題解決を図れるのです。

戦略立案でリスクを予測しやすくなる

様々な要因や考え方の道筋について多角的な視点で検討を行うクリティカルシンキングは、戦略立案におけるリスクマネジメントにも有用です。

人間には、それまでの自分の成功体験や立場を重視する傾向があります。「確証バイアス」と呼ばれるこの傾向は、言い換えれば、自分の思い込みの根拠となりそうなものばかりに目を向け、対立する事象や主張を軽視しやすいということ。確証バイアスに無自覚だと、戦略立案の際に都合のいい事象にばかり注目し、考慮すべきリスクを無視してしまう恐れがあります。

例えば、自社の業界で「画期的」といわれる商品・サービスを開発し、高い売上を見込んでいたにもかかわらず、全く予算を達成できなかったとしましょう。その商品・サービスは、業界の歴史や動向を知る人にとっては「売れ筋」だとしても、価値観の変化が激しく多様化も進んだ社会においては、需要が大きく減っていた可能性があります。

クリティカルシンキングができるメンバーがいれば、成功体験による楽観的な予測だけでなく、社外の変化や今の価値観からの評価、ステークホルダーに与え得る不利益などを考慮し、戦略のチェックができます。

クリティカルシンキングでネガティブな要素をしっかり見つめることで、適切なマネジメントが可能になるということです。

商品開発や業務改善における新しいアイデアにつながる

クリティカルシンキングには、ポジティブな活用法もあります。その分析力を商品開発や業務改善に活かすのです。

例えば、売れる商品には、自社の強みだけでなく、顧客の問題解決につながる魅力が必要。業務改善では、何が円滑な業務遂行の妨げになっているのかの特定が求められます。いずれの場合も、問題の本質を見極めて解決策となるアイデアの創出にクリティカルシンキングが使えるということです。

クリティカルシンキングというと、「これはダメ、あれはダメ」と否定的な印象を抱く人もいるかもしれません。
しかし、本来は

「Aがダメなら、その理由は何か」

「あれが原因なら、解決策としてBを用いてもいいのではないか」

といった建設的な提案につなげるための思考法です。

ポジティブな姿勢でクリティカルシンキングを活用すれば、事業活動全体の大きな推進力になってくれます。

クリティカルシンキングのデメリット・注意点

こうしたメリットがある一方で、状況を無視してクリティカルシンキングだけを使ってしまうと、思わぬトラブルを招く可能性もあります。適切な活用のためにも、どのような場合にデメリットが発生するのかを確認しましょう。

話が複雑・長くなる可能性がある

クリティカルシンキングのデメリットの一つは、根拠をもって説明を行うと、どうしても話が長くなりやすいことです。複数の要因が絡む場合は、順序立てて説明しても話が複雑になり、相手は理解しにくくなってしまうでしょう。

この問題を軽減するには、「きちんと話せば聞いてもらえる」という思いだけで延々と話し続けてしまわないよう、「複雑で長い説明は、相手の時間を奪う」という側面に注目することです。

まずは結論と主な理由を簡潔に説明し、相手に求められてから、より詳しい説明を行うという手順を試してみましょう。

相手の気持ちを無視して嫌われる恐れがある

クリティカルシンキングに慣れていると、「理屈で説明すれば理解してもらえる」という思い込みが発生しやすくなります。ここでトラブルになるのが、相手は別に解決策や意見を求めているわけではないケースです。

例えば、相手が求めているのは気持ちのうえでの共感や謝罪だったとしましょう。「そうだね」や「申し訳ありません」という言葉と態度を求めているにもかかわらず、データ・事実の解釈・事態の原因・自分の意見といったように長々と話されては、気分を害してしまいます。

相手が共感や謝罪を求めていると考えられる場合は、クリティカルシンキングによる分析と解決策の提案よりも、相手の気持ちに応じた対応を優先しましょう。事態の分析や提案、解決策の提示は、共感・謝罪のあとでも遅くはありません。

「あら探し」と混同されることがある

クリティカルシンキングによる分析を“あら探し”と誤解されることもあります。相手にとっては、自分が何か言うたびに、その内容を疑問視されるからです。

一度きりなら「そういう考え方もあるかもしれない」と感じられても、何度も繰り返されれば、「私の意見だから、ダメなところを見つけて指摘してくるのだろうか」と思われかねません。前述した共感・謝罪を求める場面であれば、火に油を注ぐ結果となるでしょう。

これを回避するには、自分の意見を言ってもよい状況かどうかの判断から始めましょう。意見を言ってよい状況でも、疑問や反論、提案だけを行うのではなく、相手の意見の良い部分を見つけて同意することが大切です。

具体的には、

  • 問題を解決しようとする姿勢
  • 相手の提案で効果がありそうな視点・やり方
  • 相手の提案で、そのままでは使えなくても、少し変えれば有効そうな視点・やり方
  • 前回の内容から改善された部分

などに注目すると効果的です。

クリティカルシンキング実践トレーニングにおける3つのコツ

クリティカルシンキングの能力を鍛えるには、3つのコツをおさえましょう。すなわち、

  • 事実と意見を区別し、根拠を問う
  • 先入観・隠れた前提を疑う
  • 思考過程の偏りを減らし、多角的に考える

という3点です。

事実と意見を区別し、根拠を問う

1つめのコツは、「事実」と「意見」を区別すること。意見は「解釈」「判断」と言い換えても構いません。

例えば、「あの人は神経質だから、少しのミスで怒り出す」という発言があったとしましょう。ここで確認すべきことは、

  • 「神経質だ」は事実か、意見か?
  • 「少しのミス」とは、どのくらいのミスを言っているのか?
  • 「怒り出す」は、本当に怒っている状態なのか?

などです。定量的な評価ができる項目であれば具体的な数値やデータを、人の性質に対する評価であれば、その人の具体的な言動とそれが生じた状況を確認しましょう。

ここで注意すべきことは、客観的と思われる数値・データでも、利害関係などから恣意的な情報が出回っているケースがあることです。これに惑わされないようにするには、誰が・どのような目的で出した情報かを確認してください。

アンケート結果の場合は、誰が調査対象で、有効回答数がどのくらいあったのかも忘れずにチェックしましょう。

先入観・隠れた前提を疑う

2つめのコツは、「前提を疑う」「思考の偏りに気づく」ことです。これには、次の4つの視点が有効です。

  • 根拠となる情報や事実が少なすぎないか?
  • 情報の信憑性は低くないか?
  • 過去の成功例を使い回していないか?
  • リスクのある結論を敬遠していないか?

先入観や隠れた前提を疑う視点を身につける方法として最も取り組みやすいのは、前提の中にある“不明瞭な言葉”を探し出すこと。不明瞭な言葉とは、例えば

  • 「方向性」「強化」といった人によって捉え方が異なる言葉
  • 「多い/少ない」「多忙/閑暇」など、程度を抽象的に表す言葉

です。

先の例題1では、クレームが「増えている」という表現、例題2では「急」な変更は「うまくいった試しがない」という表現が、これに該当します。

ほかにも、

「他の人がそう思っているから」

「世の中そうなっているから」

なども、よく登場する不明瞭な言葉です。

こうした表現が含まれていないかどうか、含まれている場合は、具体的に何を言わんとしているのかを事実と照らし合わせながら確認しましょう。

思考過程の偏りを減らし、多角的に考える

クリティカルシンキングにおける3つめのコツは、思考の偏りを軽減して多角的な考え方を目指すことです。具体的な方法としておすすめなのが、「オズボーンのチェックリスト」の活用です。

オズボーンのチェックリストとは、1つの事柄に対して9つの視点で考えるためのリスト。発想の転換やアイデア創出を促す思考法として、広く用いられてきました。先入観や固定されてしまった捉え方を強制的に変える効果があり、企画会議でもよく活用されます。

具体的なトレーニング方法を、身近な「鉛筆」を例に見ていきましょう。

【鉛筆についての多角的思考トレーニング】

転用 2本あればお箸になる/木材なので燃料になる
応用 芯を足せる仕様にする
変更 芯の色を蛍光色にする
拡大 芯の強度を上げることで、折れにくい芯をつくる
縮小 削らなくても芯が出続けるようにする
代用 軸の材料をプラスチックやゴムにする
置換 おしゃれなインテリアになるデザインにする
逆転 書くと文字が消せる鉛筆をつくる/消しゴムで消せない鉛筆をつくる
結合 消しゴムをつける/削りカスを掃除する機能をつける

大切なのは、突拍子もないことや強引な発想でもいいから、再考し続けることです。普段考えない切り口で思考したり、限界まで考え続けたりすることが、染みついてしまった思考の偏りを自覚するきっかけとなるでしょう。

自分の思考の偏りを自覚できれば、意識的に“別の視点”を探せるようになります。

クリティカルシンキング向上や部下育成には、研修の活用もおすすめ

クリティカルシンキングの能力を鍛えるには、不明瞭な言葉を探して「そもそもの前提は正しいのか」と考えたり、自分の考えについて「他の視点はないか」と思考を広げたりと、日頃からの意識的なトレーニングが欠かせません。日々取り組むことで、誰でもクリティカルシンキング・スキルを向上させられます。

とはいえ、自分一人で身につけようとしたり、部下のクリティカルシンキング・トレーニングに上司や育成担当者が付きっ切りで指導したりするには、時間的にも労力的にも限界があります。

そうしたときは、クリティカルシンキングを体感する研修で、はじめの一歩を踏み出してみるのも一つの手。昨今は、クリティカルシンキングをテーマとする様々な研修・セミナーが開催されています。

当社でも、クリティカルシンキングを扱った研修を多数ご用意しています。クリティカルシンキングの思考法を詳しく解説したお役立ち資料も、無料でダウンロード可能です。

【無料】クリティカル・シンキングの思考法がわかる!お役立ち資料

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