モバイル事業を中心に展開する株式会社ティーガイア様。内定者の教育・育成について人財開発チームの柳貴宏様と大澤みのり様、また2019/2020年度入社の4人に語っていただきました。

目的

日頃から「コツコツ学ぶ」ことの習慣化
「100%やり切る」ことのマインドセット

解決策

スマートフォンに親しみのある、現代の内定者の特性に合わせた教育を行う

成果

内定者が、「これから社会人になるんだ」という自覚を持てるようになった

社名
株式会社ティーガイア 様
業種
情報通信業
従業員数
1,000人以上
エリア
関東
階層
内定者
利用サービス
Mobile Knowledge
課題
自立自走/主体性 教育体系の構築

"100%やり切る"、社会人に必要なマインドセット構築につながる内定者教育を実践

株式会社ティーガイア 柳貴宏様
柳貴宏 様
人事・総務部
人財開発チーム
採用統括リーダー
株式会社ティーガイア 大澤みのり 様
大澤みのり 様
人事・総務部
人財開発チーム
採用担当
株式会社ティーガイア 福永冴生可 様
F 様
(2019年度入社)
主計・財務部
営業経理チーム
株式会社ティーガイア吉田結花 様
Y 様
(2019年度入社)
主計・財務部
営業経理チーム
株式会社ティーガイア 川口栞 様
川口栞 様
(2020年度入社)
主計・財務部
営業経理チーム
株式会社ティーガイア 秋葉大輔 様
秋葉大輔 様
(2020年度入社)
主計・財務部
営業経理チーム
以下、敬称略

"コツコツ学ぶ" 習慣づけに最適な「Mobile Knowledge for Freshers」

- 貴社の事業内容についてお聞かせください。

 当社は現在、モバイル事業、ソリューション事業、決済サービス事業の3つを柱に据え、事業を展開しています。主力であるモバイル事業は、業界のリーディングカンパニーとしての地位を築いてはいるものの、この数年、携帯電話やスマートフォンの出荷・販売台数は減少傾向にあり、事業としては成熟期にあります。またモバイル事業は、携帯キャリアさんに依存する面が大きいこともあり、近年は、ティーガイア独自で成り立つビジネスとして、ソリューション事業と決済サービス事業にも力を入れ、幅を広げることで持続的な成長に努めています。

- 変化するビジネス環境の中で事業を維持、拡大していくには、自社に適した人材を計画的に育てていくことも必要です。貴社では、内定期間からの教育に注力され、その一環として当社の「Mobile Knowledge for Freshers(以下、MKF)」をご活用いただいています。MKFを導入された背景を教えてください。

大澤 MKFは2016年度入社の新卒社員から利用させていただいていますが、それまでは内定者研修として「新聞を送って読んでもらい、入社前にビジネス検定を受けてもらう」という取り組みを行っていました。しかし、まだ学生である内定者にとって、慣れない新聞を毎日読むというのは苦痛ですよね?
ビジネス検定に関しても、「最低でも何点は取ってください」といった目標を定めていなかったので、内定者にとっては「新聞が送られてくるだけ」「難しい検定を受けただけ」と、正直言って形だけの取り組みになっていました。

そこで、新聞よりも内容が簡単で、きちんと知識を身につけられる方法はないかと探していたところ、ALL DIFFERENTさんのMKFに行き着きました。スマートフォンで手軽に学べる点はもちろん、スマートフォンというツールが今の学生に合うかなと思ったのが導入のきっかけです。
それにMKFは、約200のコンテンツがあるとはいえ、1つの1つのコンテンツは短く、また1カ月ごとに新たなコンテンツが配信されますので、少しずつコツコツと学んでいくことができます。入社後は毎日、様々なことをコツコツ学ぶ必要がありますから、社会人としての基礎知識を学ぶだけでなく、「コツコツ学ぶ」習慣を身につけるという意味でも、当社の育成方針に合っていると感じています。

電車でいじっているのはSNS?
ではなくMKF! 隙間時間を使って学べるのが大きな魅力

- では、2年目の皆さんは実際にMKFを使ってみていかがでしたか? また、どんな場面で利用していたのでしょうか?

Y スマートフォンに入っているアプリやSNSを見るような感覚で開けるものだったので、非常に取り掛かりやすかったというのが第一印象です。当時は学生生活の最後ということもあり、遊びたい気持ちも強くて(笑)、遊びに行く電車の中で勉強することもありました。

F 私も電車に乗ったとき、隙間時間を利用して勉強していました。内定式で「MKFをやってください」と言われたときは、正直「大変そう」と思ったのですが、実際に始めてみると1コンテンツ1コンテンツが短く、隙間時間を使ってコンスタントに取り組むことができました。

- 1年目のお二人も、隙間時間を使うことが多かったですか?

川口 私は通学の時間が長かったこともあり、1回当たり30~40分かけて数コンテンツこなすという使い方が多かったです。MKFは1カ月ごとに新しいコンテンツが配信されると聞いていて、次の配信までに時間が空いてやり忘れるのが怖かったので、月末月初に2カ月分、まとめて勉強していました。

秋葉 私の場合、ためてしまってどんどん後ろ倒しにしてしまうことが考えられたので、コンテンツが配信されて1週間以内に終えられるよう、毎日お風呂に入る時間を使って勉強していました。ただ、コンテンツが進むにつれてだんだん内容が難しくなってきて... 1週間で終わらなかったり、前の内容を見返したくなったりすることもあったので、思いついたときにチェックするようにしていました。

- MKFは、まとまった時間で学んでいただくだけでなく、隙間時間の活用も見込んで1コンテンツを短く設計していますので、自分に合った使い方を見つけてうまく活用いただいているのですね。

MKFと入社時研修のリンクで知識の定着を図る

- 再度、柳さん、大澤さんにお伺いします。2016年のMKFご導入以来、毎年継続して利用していただいていますが、その理由はどこにあるのでしょうか?

大澤 当社では毎年、約1週間 独自の入社時研修を実施しています。その研修内容の多くがMKFのコンテンツとリンクしていることが大きいですね。内定期間に学んだ内容を研修の中で実践することで、理解が深まり、知識の定着を図ることができます。また、ビジネスマナーといった比較的簡単な内容から、財務や時間管理、仕事の進め方など、学生だとなかなか学ぶ機会がない内容まで網羅されている点も気に入っています。

 MKFの進捗管理の仕組みを内定期間中のコミュニケーションのきっかけとして使える点もいいですね。我々人事側でも一人ひとりの進捗を確認できますので、何か連絡を取りたいときに、「MKFの進捗がこのくらいですよ、頑張ってね」というコメントを送るのをきっかけにコミュニケーションを図る。工夫次第で使い方を広げることもできるのではないでしょうか。

学生から社会人への意識変革にも奏功

- 当社としても、事前にインプットした知識を研修でアウトプットする"反転学習"を推奨していますし、MKFは内定者全員と人事担当者がやりとりできるチャット機能も備えていますので、貴社のような活用方法はこれからMKFを導入される企業にとっても非常に参考になります。では、MKFの導入によって何か変化はありましたか?

大澤 社会人になる意欲をしっかり構築したうえで入社式を迎える人が増えたのかなと感じています。入社時研修を見ていても、MKFで学んだことを意識して研修に臨んでいる様子が伝わってきますので、きちんと研修でのアウトプットにつなげられているようです。

また、どんな教材・サービスでも、やはり「100%やり切る」ことが大切です。当社では、全員が内定期間中に「100%やり切る」ことを目標としていて、進捗が芳しくない内定者には、1カ月単位でリマインドすることで学びを促しています。催促されることで「100%やらなきゃいけないんだ」「会社、社会ってこういうものなんだ」と思うとこともあるでしょう。100%やり切る、そのマインドセットの定着という意味でも、MKFが役に立っているかもしれません。

- 学生から社会人への"トランジション(=移行、過渡期)"のサポートは当社でも重視していますので、そこに効果を感じていただき嬉しい限りです。新人の皆さんは、MKFで勉強することで何か意識の変化はありましたか?

秋葉 社会人としての基礎知識を学べたことももちろんよかったのですが、それだけでなく、「気持ち的な準備ができた」ことが私の中では大きかったです。学生とは全く違う立場になる、社会人としての覚悟、責任を理解したうえで社会人を迎えられたかなと思っています。

「100%やり切る」を支えるのも人事の大切な役割

- Fさん、Yさんは社会人になって2年半が経ちました。今、MKFはどのような場面で役に立っていますか? MKFでの学びを終えた感想・効果をお聞かせください。

F ビジネス文書の書き方やスケジュールの立て方など、一度目を通していることで、入社してから先輩にいきなり説明されるよりも頭に入ってきやすかった点がよかったと感じています。また、ピンポイントな話になってしまうのですが、PCのショートカットキーを解説したコンテンツがとても印象に残っています。というのも、ちょうど卒業論文を書いていた時期だったので、MKFで学んだ内容をすぐに試すことができ、入社後の実践に活かすことができました。

Y 知っているようで知らないことが本当にたくさんあったので、社会人になる前に勉強しておいてよかったというのが正直な感想です。今入社2年目ですが、会議に参加したり準備したりする機会が多いので、会議室の上座下座など、あやふやになりがちな部分まで覚えることができ、今非常に役に立っています。

- 川口さん、秋葉さんは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、入社から在宅勤務が続いていたと伺いました。
7月から出社され、何か実践に活かせていることはありますか?また「こうしておけばよかった」というエピソードがあれば教えてください。

秋葉 私は、わからなかったところをノートにまとめておけばよかったと反省しています。なぜかというと、コンテンツの難易度が上がるにつれ確認テストで間違うことも増え、同じ問題を繰り返し解くうちに"答えだけ"を思い出して正解という形になってしまって...。MKFのコンテンツには大事なことがたくさん書かれていますので、きちんとノートに残しておけば、より理解が深まり、もっと実践につなげられたのかなと感じています。

川口 6月まで在宅勤務だったこと、また私が配属された営業経理チームは社外の方と接する機会がほとんどないので、これまで名刺交換をしたことがありませんでした。名刺交換の仕方は改まって先輩から教えていただくものでもないので、MKFで学んだ内容が先ほどの名刺交換(本インタビュー前の名刺交換)に本当に役に立ちました。一方、電話応対マナーの問題が3月の「総復習問題」に出てきたとき、「何だこれっ??」とすごく焦って何度も間違えてしまって。今は1日1件ほど電話を取る機会があり、自己流の部分が出てしまっているので、学んだことを思い出し、きちんと実践していきたいと思います。

 電話応対は部署によって方針が違うことは多々ありますし、ビジネスマナーには臨機応変さも求められますから、まずは相手が不快にならないポイントを押さえる、そして少しずつ実践して定着していけばいいと考えています。何より今後は、「アフターコロナ」「ニューノーマル」という時代背景のもと、ビジネスマナーにも大きな変化が生じる可能性がありますので、マナーを「完璧に覚える」のではなく、「基礎をつくる」ことの方が大切なのではないでしょうか。

- 「基礎づくり」の根底に、先ほど仰っていた「全員が100%やり切る」という目標があるのですね。

 繰り返しになりますが、基礎を固めるにはやはり、「100%やり切る」という"仕事"を完遂してもらい、そのマインドを定着させることが重要です。ここ3年ほどは、全員が内定期間中にMKFという"仕事"を完遂してくれていますので、われわれ人事としても、「全員に100%やり切ってもらう」という"仕事"を完遂し、それを継続できるよう、しっかりコミュニケーションを取って、今後も内定者の学びを追いかけていきます。

事業内容: (1)携帯電話等の販売及び代理店業務 (2)ソリューション、ブロードバンド等通信サービスの販売取次業務 (3)決済サービスその他新規事業、海外事業

従業員数: 4,512名

本社: 東京都渋谷区恵比寿4-1-18 恵比寿ネオナート14〜18F

URL:https://www.t-gaia.co.jp/

ご利用サービス

社名
株式会社ティーガイア 様
業種
情報通信業
従業員数
1,000人以上
エリア
関東
階層
内定者
利用サービス
Mobile Knowledge
課題
自立自走/主体性 教育体系の構築
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