コロナ禍でビジネスパーソンの意識・行動はどう変わった?
5,995人を対象に調査を実施しました

2021年11月15日

調査・研究

コロナ禍で働く環境が大きく変化した今。私たちビジネスパーソンの意識や行動にも、様々な変化が表れ始めています。今回は、5,995人のビジネスパーソンを対象に行った大規模調査の中から、「働くうえで重視することの変化」と「キャリアに関する行動・意向」についてレポートします。

3人に2人が重視することが変わった
「収入」よりも「リモートワーク」できるかどうかが大切に?

今回の調査は、働くことやキャリアに対する意識がコロナ禍前後でどう変わったのかを明らかにすべく、5,995人のビジネスパーソンにご協力いただき、2021年8月23日~10月15日にかけて実施しました。

まず、新型コロナウイルス感染症の拡大によって「働くうえで重視すること」に変化があったのかを見ていきます。本調査では、67.1%のビジネスパーソンが「変化があった(はい)」と回答(図1)。およそ3人に2人が重視することが「変化した」ことが明らかになりました。

(図1)

では実際、どのような変化があったのでしょうか。図1の設問で、変化があったと答えたビジネスパーソンに「コロナ禍前に重視していたもの」を尋ねたところ、49.1%が「収入」と回答(図2)。続いて「休日数や残業時間(38.2%)」「一緒に働く人(33.1%)」「会社の安定性(26.5%)」という結果になりました。

それに対し、コロナ禍の現在は「リモートワークの可否」を重視するビジネスパーソンが45.5%で最多に。コロナ禍前の7.0%から38.5ポイントの大幅増加となっています。一方、コロナ禍前に重視していた「休日数や残業時間」は14.0ポイント減の24.2%、「一緒に働く人」は10.7ポイント減の22.4%となりました。

また、コロナ禍前に最多だった「収入」は、コロナ禍の現在は44.2%となり、約5ポイントの減少にとどまりましたが、「収入」よりも「リモートワークの可否」を重視するビジネスパーソンの割合が高くなり、オフィスで働くのが"当た

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