中堅社員の意識調査(勤続・離職意向編)
社会人5年目以上の中堅社員の離職を防ぐポイント「心理的安全性の構築」「業務を通じた成長実感の醸成」
2025年4月3日 |NEW!
累計13,000社420万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は、2024年12月に社会人5年目以上の役職がついていない中堅社員*1800人に対し意識調査を行いました。本レポートでは、中堅社員の「勤続・離職意向」に関する調査・分析した結果を公表いたします。*1本レポートでは社会人5年目以降35歳未満の役職がついていない社員を指し、「ミドルキャリア」とも記載
〈背景〉
近年「びっくり退職」という言葉を聞くようになりました。従業員が予告や明確な兆候なしに突然退職をすることを指し、特に結婚・出産等によりキャリアを見直す機会の多い30代前後の中堅社員に多く見られるといわれています。企業にとっては業務の引継ぎや残されたメンバーの業務負荷の調整など混乱を招くだけでなく、事業の中核を担う中堅社員の喪失は経営課題につながりかねません。多くの企業が人手不足の課題を抱える中、中堅社員が定着し、エンゲージメントが高い状態で勤続してもらうために、どのような手立てを講じることができるでしょうか。
今回はミドルキャリアの勤続・離職に対する考え方を成長実感や働く環境などの切り口からレポートします。中堅社員の離職防止・エンゲージメント向上に取り組みたいと考える経営層、人事担当者、さらには現場の管理職の方にとって、有益な情報になれば幸いです。
調査結果の概要
- 「今の会社で働き続けたい」ミドルキャリアは55.6%と、半数以上
- 今の会社で働き続けたい理由、「人間関係が良好」「仕事内容に満足」が上位に
- 今の会社で働き続けたくない理由、「給与等への不満」がトップに。次に「仕事内容への不満」「この会社で成長できない」が続く
- 業務で成長を感じる機会がよくあるほど「今の会社で働き続けたい」
- 自身の成長に役に立った会社の良いところ、勤続意向の高い人は「雰囲気・文化」「上司からのサポート」が高い結果に
- 【考察】ミドルキャリアの離職防止のポイントを解説
「今の会社で働き続けたい」ミドルキャリアは55.6%と、半数以上
まず初めに、社会人5年目以上の役職がついていない中堅社員(以下、「ミドルキャリアと記載」)へ、現在の会社で働き続けたいと感じているかを質問しました。
現在の会社で働き続けたいかという質問に対して、働き続けたいと「感じる」が14.6%、「どちらかといえば感じる」が41.0%、「どちらかといえば感じない」が28.8%、「感じない」が15.6%でした。(図1)
本レポートでは、この会社で働き続けたいと「感じる」「どちらかといえば感じる」と回答したミドルキャリアを『勤続意向者』、「どちらかといえば感じない」「感じない」と回答したミドルキャリアを『離職意向者』として分類し、分析していきます。

今の会社で働き続けたい理由、「人間関係が良好」「仕事内容に満足」が上位に
『勤続意向者』に対して、今の会社で働き続けたい理由は何か質問しました。
結果、「人間関係が良好だから」と回答した人が最も多く、37.5%となりました。次に、「仕事内容に満足しているから」が36.4%、「働き方に満足しているから」が25.8%となりました。
一方、回答割合が低かった項目は、「組織の文化・風土に満足しているから」(6.5%)や「叶えたい目標が実現できるから」(7.6%)でした。(図2)

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