内定者意識調査(入社後の成長編)
25卒が成長に求めるもの「成功・失敗体験」「フィードバック」
意図的な業務アサインとフィードバックで成長加速

2025年2月5日 |NEW!

内定者意識調査(入社後の成長編)25卒 成長に求めるもの「成功・失敗体験」「フィードバック」意図的な業務アサインとフィードバックで成長加速 | 調査・研究

累計13,000社420万人以上の組織開発・人材育成を支援するALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所は、2024年10月15日~12月9日の期間で、2025年入社予定の内定者414人を対象に「内定者意識調査」を行いました。本レポートでは、25卒内定者の入社後の成長に対する価値観について調査・分析した結果を公表いたします。

〈背景〉

近年、大手企業を中心に新入社員の初任給引き上げが相次いで実施され、会社の将来を担う若手人材の確保・定着の注目度は増しています。若手社員が長く活躍できる土台を形成するには、企業や上司が入社前の段階から内定者の傾向を知り、適切な受け入れ準備を進めることが重要です。

当社の内定者意識調査(内定期間中の心境編)*1では、内定者が入社に向けて期待することは「色々なことを学び成長できる」が約7割で最大の割合となりました。また、新入社員意識調査*2では、社会人としてスキルアップするために今後取り組んでみたいことについて、6割の新入社員が「会社での仕事を通じてスキルアップをはかっていきたい」と回答しており、仕事を通じた成長への関心が高いことが明らかとなっています。そこで今回は、内定者が自身の成長についてどのように考えているか調査した結果を公表します。本レポートが、新入社員・若手社員育成に悩む経営層、人事担当者、さらには現場の管理職の方にとって、有益な情報となれば幸いです。

(概要1)
*1内定者意識調査(内定期間中の心境編)https://www.all-different.co.jp/lilab/research/research_113_250127.html *2新入社員意識調査(速報値版)https://www.all-different.co.jp/lilab/research/research_101_240422.html

調査結果の概要

  • 働く理由、「お金を稼ぐため」が1位。次いで「自分自身の成長のため」が54.6%で2位

  • 自身の成長、8割以上が「どちらかといえば大変なことがあっても変化・成長していきたい」と回答

  • 自身の成長速度、「自分のペース」を求める傾向 「競争環境」より8.5%高い

  • 成長のために必要なもの「成功体験」が約8割 「失敗体験」「フィードバック」は6割超

  • 【考察】内定辞退や早期離職を防ぐために企業が取り組むべきこと

(概要2)

働く理由、「お金を稼ぐため」が1位。次いで「自分自身の成長」が54.6%で2位

まず初めに、2025年度に入社を控える内定者に対し、何のために働きたいか、入社後の働く理由について質問しました。

結果、「お金を稼ぐため」が70.5%で最大の割合となり、「自分自身を成長させるため」が54.6%と半数以上の内定者が回答する結果となりました。次いで、「社会貢献や誰かの役に立つため」が39.9%、「達成感ややりがいを感じるため」が32.9%、「やりたいこと(生きがい)を見つけるため」が30.4%と続きました。(図1)

(図1)

自身の成長、8割以上が「どちらかといえば大変なことがあっても変化・成長していきたい」と回答

半数以上の内定者が、働く理由に「自分自身の成長」を選択した結果となりました。ここからは、内定者の成長に対する価値観について、より深く分析していきます。

まず、内定者は自分が成長することに対して、どのように成長していきたいのか、「自分の成長より楽しければよい」を0、「大変なことがあっても変化・成長していきたい」を10とし、0から10の中で当てはまる考えを答えていただきました。

0~4と回答した人を「どちらかといえば自分の成長より楽しければよい」、5を選択した内定者を「楽しさと大変さが同じくらい」、6以上を選択した内定者を「どちらかといえば大変なことがあっても変化・成長していきたい」とカテゴリー分けしました。

結果、「どちらかといえば自分の成長より楽しければよい」と回答した内定者は6.7%、「楽しさと大変さが同じくらい」は8.2%、「どちらかといえば大変なことがあっても変化・成長していきたい」は85.1%となりました。

また、最大のスコア、10(大変なことがあっても変化・成長していきたい)を選択した内定者は23.2%で、約4人に1人がストレッチな環境であっても変化・成長を求めていることが明らかとなりました。(図2)

(図2)

自身の成長速度、「自分のペース」を求める傾向 「競争環境」より8.5%高い

次に、自身の成長速度について、「自分のペースで成長していきたい」を0、「競争環境の中で早く成長していきたい」を10とし、0から10の中で当てはまる考えを答えていただきました。

0~4と回答した人を「どちらかといえば自分のペースで成長していきたい」、5を選択した内定者を「自分のペースと競争環境での成長が同じくらい」、6以上を選択した内定者を「どちらかといえば競争環境の中で早く成長していきたい」とカテゴリー分けしました。

結果、「どちらかといえば自分のペースで成長していきたい」が46.4%、「自分のペースと競争環境が同じくらい」が15.7%、「どちらかといえば競争環境の中で早く成長していきたい」が37.9%となりました。この結果から、競争環境より自分のペースで成長していきたいという意向を持つ内定者の割合の方が8.5ポイント高いことがわかりましたが、全体的に回答割合は分散する結果となりました。(図3)

(図3)

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